今日程、影と梟の性質が同質である事を実感した事がない……、
梟の狂気的性質は表面的なものに過ぎない、
この性質でさえコピーに過ぎないのだ
影は狂気に生きている梟を闇の性質に引き戻す。

 似過ぎている、恐ろしい、苦しい、化け物だ
外向きの薄っぺらの仮面を剥がした自分は闇だ
闇を隠すために狂気に身をやつしている。

 闇そのものの影と、闇を隠した狂気
元となっている性質は同じ、
ただ、時間と努力が狂気の仮面を作り上げただけだ

 だが、梟は先をイク者である。
断絶した世界に生きる、この化け物を見せなければならない、
梟の生き方が決して正しい方向で無い事を見せないければならない、
これは自愛的な懺悔なのかもしれない、
独善に生き、孤独に生きる化け物の滑稽な姿を見せなければならない、

 憎みたければ憎めばいい、嫌悪したければ嫌悪すればいい、
だが、影が同じだけの負の性質を世界に振りまく事に危機感を抱かなければならない、

 出来る事ならば、影が光の世界に還る事を願わずにはいられない

今日の梟はトンでます。